数日前の夜のできごとである。
ビールとワイン一本、それからラム酒をロックで飲んで帰宅すると、あれま!キッチンが一面水浸しではないかい。半分とろけたような白い紙片もご一緒だったので、それがどこぞからやってきたものなのかはすぐにわかりました。
トイレである。便器である。逆流である。
いっとき慄然とするも、こっちは酔っ払いですから。
「ほっときゃ朝には水が引くでしょ、一階は空き部屋だしちょうどリフォームの工事中だもんね。しかし、出かけるときにはなんでもなかったのにな~、ああこりゃびっくりだ」てなもんで、そのまんま寝てしまいました。
朝になって軽い頭痛と憂鬱な気分とともに目が覚めると、この嫌な気持ちはひょっとして夕べの逆流のせいだよな~?って、そうそう。もうすっかり酔いも醒めてるからね。
起床してキッチンを見ると、だいぶ水が引いているというか階下に漏れ落ちて、3分の1ぐらいまで減っておりました。あらためてその場で慄然としたわけですが、それにしても階下で人が生活していなかったのは、まさに不幸中の幸いでした。
不動産屋さんに電話をして業者さんに来ていただき、トイレは昼には使えるようになったんだけどね。隣室でも同じように逆流したそうである。
しかしまあ、配管が詰まっただけとはいえ・・・・・・・・・・・アレだよね~
トイレである。便器である。逆流である。
便器から糞尿が逆流したのである。
いや糞尿ではない、正確にはただの汚水であった。
それにしてもくやしいのは、留守中のできごとであったということです。
見たかったなあ!便器から糞尿が逆流する瞬間を。凄いじゃん。いや、正確にはただの汚水である。それにしても便器から逆流だよ~。こんな光景は、そうそう拝めるもんじゃございませんから。
ゴゴゴ ゴボッ 一気に噴出したのかな?ジュジュ ジュワー ゆっくり流れ出たのかな?
う~~ん、気になるところです。見たかったなー、くっそ~残念。いや、くそじゃなくて汚水ですけどね。
とは言え、はいっ。それはそれはとびっきり、便器くんの贈りもの!なのではありました。
ですからその後、気を取り直してキッチンの復旧に努めたわけでございますが、まあなんとかアルコールスプレーなどで消毒もいたしましてヤレヤレ・・・・・・・・・・ってな感じです。また、気温の低い冬でよかったような気もいたしました。
しかしながら、いちいちこれしきのことでどん引きしていたら、絵本作家なんかやってられましぇん・・・・・・・・・・・・・関係ないか、はははっ。
どこか遠くの方から、なにやら聞こえてまいります。
ふんにょう~~え ふんにょう~
はいっ ほっちゃほちゃの ふんにょうだよ いらんかね~
だからっ、糞尿じゃなくって ただの汚水だって。
ひんにょう~~え ひんにょう~
はいっ たっぷたぷの ひんにょうだよ いらんかね~
あのねっ、頻尿でもなくって ただの汚水だってばっ。
おすいでぇす ピーコですぅ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・汚水だってば