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竹内通雅blog

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泣かせ系

しばらく(作・絵)の仕事が続きそうなんだけれど、まずはそれぞれの作風をどうしようか・・・なんて思い描いているのであります。
常々絵本を映画のジャンルわけのように作りたいと思っていて、恋愛や戦争、サスペンスやミステリーなど様々なテーマを、シリアスに表現するかコメディでいくか・・・みたいな感じね。

そういやここ数年来、小説や映画とかで泣かせ路線が売れ線のひとつらしく、泣かせてなんぼみたいな作品がけっこうあるよね。と思ったら絵本もそうらしい。らしいというのは、まだ読んだり見たりしたことがないからですが。
泣けると売れるん?みんなそんなに泣きたいんすかね~?
逆に作家側からしたら、いや別に泣かせるのが目的じゃなくて、書きたかったものの結果が泣かれちゃってさ~、もうお客さんウブなんだから~みたいな感じすかね~?
ようわからんわっ、と思いつつ打ち合わせのときなどに、僕も泣かせちゃう絵本つくっちゃおかな~なんて言うと、ほぼみんな「気持ち悪いからやめてーっ」「できっこないよ」なんて意見ばっかりですから。
なあーんだ、本当はみんな泣き泣き絵本、嫌いなんじゃん。
でも、やめろとかできないなんて言われちゃうと俄然やりたくなっちゃうんだよね~これが。だって僕、天の邪鬼なんだも~ん。

とかなんとか思いながら、先日来 ポプラ社「おとうさんだいすき」シリーズ のお話を考えていると、う~ん困っちゃってさ。設定をどうやっても、うるるん湿っぽくなってゆくのであります。ひょっとして世のおとっつあんなる存在は、涙なしで語れないのではないか・・・なんちって。鼻の奥がツ~ンとなる感じだよ。
「ヤバい~、本当にツーガ泣き泣き絵本つくっちゃうかも~」すんでのところでメインからおとうを消すと、おお~コレとアレとが繋がっていいアイデアが浮かんだのでした。

まあ今回の件で、感情には喜怒哀楽いろいろあるのだから、泣けちゃう絵本もアリかな・・・なんて思ったりしてね。
よ~し、じゃあやっぱりオイラの絵本でもいつか泣かせちゃるから、涙いっぱいためて待っててね~。
by tugablue | 2009-11-06 18:07 | 日記
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